作品引渡し前の最後の一枚は、割れたタイルを直して完成としました(左)。きれいにくっついた・・・。私の 描画スタイルは描いては焼いて、描いては焼いてをバカの様に繰り返しているのだけなので、タイル一枚を10回焼くというものらです。もうちょっと賢くできないのかよ、と自分でもよく思います。
お陰でタイルは途中からヒビがバンバン入って割れて出てきます。特に夏場は多いです。割れては困るんですが、描き直すのも大変なので、ひとまず割れを直します。
ヒビの隙間に水で薄めた透明釉を筆で流し込んで、これを炉内に立てて焼くと、うまくしみ込んでくれ、さらに冷えてくるとタイルの自重により隙間がゆっくり閉じてくれるという仕組みです。
上は「今昔伊奈等利之図」の右側に描いた稲取の風景です。焼く前なので灰色のところは酸化コバルトの顔料の色が出ています。これは焼くといわゆるコバルトブルーになります。左側には江戸天保時代の古地図が来ることになっています。
この作品のお陰で、くっつけるのが更にうまくなりました。



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